サクマ式ドロップスの廃業のニュースのあとは品薄状態になりスーパーや100均から姿が消えつつあるような状態で手に入れることが難しくなってきました。
品薄ではありますが、赤い缶入りのドロップスはどこで売っているのでしょうか。
映画 火垂るの墓 にも出ていた赤色の缶入りドロップは通販では比較的買いやすい環境ですが値段が高騰しています。
廃業の日のすこし前までは製造出荷するようですが、品薄状態はつづくので、どこでいつ入荷して売っているのか全く読めず購入するチャンスをつかむことがむすかしい情勢です。
サクマ式ドロップスの突然の廃業はなぜなのか、売っている所はスーパーや100均の他にあるのか。
通販など赤い缶入りドロップを手に入れる方法を調査してみました。
サクマ式ドロップスの突然の廃業はなぜ。
廃業する理由を佐久間製菓は、コロナ禍と原材料費の高騰で経営が立ち行かなくなったことが原因であるとを発表しました。
それは間違いではないのですが、国民に広く知られているサクマ式ドロップスが廃業に追まれた深い理由がクローズアップされています。
赤い缶で映画 蛍の墓 と関係が深くかわいそうな悲劇の主人公の節子が描かれている缶が人気の赤い缶入りドロップがサクマ式ドロップスで佐久間製菓が製造販売しています。
緑色の缶入りドロップはサクマドロップスでサクマ製菓が製造しています。
ルーツを同じくする両社ですが全く別資本の別会社で過去には商標をめぐって裁判で争ったこともありました。
見た所、さしずめ仲のよろしくない兄弟企業と見て間違いなさそうで、同じドロップを作りながらお互い切磋琢磨し合っていたライバル会社でした。
赤い缶入りのサクマ式ドロップスを製造する佐久間製菓が今回残念ながら廃業することになってしまいました。
火垂るの墓のドロップが無くなってしまうのは寂しいですね。
サクマ式ドロップスが廃業の深い理由
佐久間製菓は長くサクマ式ドロップス一本でやってきたように思われています。
事実会社の売り上げのほとんどをサクマ式ドロップスが支えていたのは事実です。
しかし同業他社が乱立して日本の子供の数も減少傾向に転じようとしていた時代にサクマ式ドロップス一本では時代に取り残されるばかりか、いずれ経営が立ち行かなくなることを会社の経営陣は分かっていたようです。
1980年代から高い製造技術で未来の生き残りをかけて、サクマ式ドロップスの製造と並行して菓子以外の医療分野への参入をきめました。
しかし参入しようとした分野には強大なライバル会社がすでに市場を形成していたのでそこに割ってはいることは困難でした。
新製品を開発するものの浅田飴や龍角散トローチなどの製品が広く認知されており、宣伝力と販売力に劣る佐久間製菓は大苦戦していました。
同業の菓子メーカーもおなじ様に経営の先行きに不安を持っていて、先に手を打ってものになりかけているところがありました。
高い技術力での新商品を次々と開発するのですが宣伝販売力が弱かったことで新しい経営の柱を作ることはできませんでした。
創業以来の知名度で積み上げてきたサクマ式ドロップスの経営体力はどんどん消耗して行き、コロナと原材料費の高騰に追い打ちをかけられたことが、突然の廃業原因のようです。
サクマ式ドロップスは100均や通販はどこで売っているか調査
佐久間製菓廃業のニュースが発表されてからサクマ式ドロップスは品薄状態になり、普通の値段で買う事が困難になるばかりか、時流に流れで価格が高騰しています。
サクマ式ドロップスは100均はどこで売っているのか。
調べてみたところ100均ショップ大手のダイソーやセリアでは普段から販売していしたが、廃業にニュース以降は品薄で売り切れ状態の店舗がほとんどです。
他の100均ショップやスーパー、コンビニでも同じような状態のようです。ば
佐久間製菓は12月16日まで出荷を続けると発表しているので、運よく入荷直後に居合わせれば100均ショップやスーパーコンビニで買えるかもしれません。
サクマ式ドロップスは通販はどこで売っているのか。
店舗販売とちがって、ネット通販ではまだサクマ式ドロップスを買うことができますが、投機的な転売などがあり、価格が高騰しています。
11月17日の時点で定価で販売していたサイトは全部売り切れていて買うことが出来ません。
Amazonと楽天市場ではまだ手にはいるのですが、かなり値段が高騰していて残念です。
Yahooショップではすでにうるきれでした。
メルカリ公式サイトではバラエティーゆたかにドロップスが出店されています。
御多分に漏れず値段は高騰しています。
12月16日まで出荷されるので大手通販サイトではまだしばらく消えてなくなることはない様ですが、この値上がり傾向はさらに過熱すると考えられます。
缶入りドロップはなくならない。
前記のとうり「サクマ式」の佐久間製菓と「サクマ」のサクマ製菓がドロップを製造しています。
「サクマ式」の佐久間製菓が今回残念なことに廃業することになり赤い缶入りのドロップはなくなってしまいます。
しかし緑色の缶入り「サクマドロップ」のサクマ製菓は健在で製造販売を続けていくので、ドロップが食べられなくなるということはないのでよかったですね。
ルーツが同じ会社なのでドロップの製造方法は基本的に同じだそうですが、味が違ったり製造機械が違ったりとお互い個性があったようです。
両社とも企業の先行きに同じように危機感を持って試行錯誤しながら手をうってきました。
その企業努力は方向は違えど経営陣は必至で取り組んできたことでしょう。
不運なことに佐久間製菓だけが時代の波に乗り切れなかったようです。
サクマ製菓の方はサクマドロップス一本から脱却に成功したようで収益の柱を複数持つ企業経営に改革することに成功しました。
廃業と聞いてもうあの缶入りドロップが食べられなくなるのではと心配でしたが、緑色の缶入りドロップが残るという事でホッとしています。
まとめ
サクマ式の廃業はなぜなのかいろいろみてきましたが、新型コロナの流行や原材料費の高騰が弱った経営体質に追い打ちをかけてしまったということで、本当の原因はほかの所にありました。
サクマ式ドロップスは時代の波に乗り切れませんでしたが、経営陣は危機感を持って時代の難局を乗り切るためにいろいろな手をうってきました。
結果でだけで批評すれば経営方針の誤り、経営陣の見通しの甘さ、などと言われてしまいますが、経営陣が慢心であった訳ではなく、日本の多くの中小企業が抱える体質的な問題と不運が企業の体力を徐々にそぎ落としてしまって廃業となってしまいました。
サクマ式はどこで売っているのかを見てみると、高騰した値段でよければ通販では比較的簡単に買うことができるようです。
くりかえしになりますが、通販で確実に手に入りやすいのですが値段は高いです。
どこの100均、スーパー、コンビニで売っているのかはわかりませんでしたが、買事は難しくなってきました。
とはいうものの、出荷が続いている間は店舗に定価で入荷するので手に入る希望がないわけではないようです。
日本人ならだれもが親しんでいて、海外にもファンがいる赤い缶入りドロップが無くなってしまう事は本当に残念でさびしいことですね。
緑色の缶入りドロップを食べるときにはきっと赤い缶を思い出すせだいのノスタルジーでした。
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