琵琶湖博物館の水族館が面白い。琵琶湖に関する様々な展示と楽しみ方を紹介

琵琶湖博物館の水族館が面白い。琵琶湖に関する様々な展示と楽しみ方を紹介。 観光
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琵琶湖博物館の水族館が面白い。琵琶湖に関する様々な展示と楽しみ方を紹介していきたいと思います。

琵琶湖博物館は1996年に草津市の琵琶湖畔に開館しました。

敷地内の広場では、毎年イナズマロックフェスティバルが開催されるおなじみの場所です。

なんといっても水族館の展示は本格的で面白いだけでなく、癒しの空間を演出しています。

水族館だけではありません。

琵琶湖の成り立ちや、人々の生活等、この大きな湖に関する様々な展示を観覧することが出来ます。

親子連れのお出かけに、デートコースに、研究活動にとお客様も多様です。

一日ではとても回り切れない琵琶湖博物館の楽しみ方を紹介していきます。

 

琵琶湖博物館の水族館が面白い。

琵琶湖の生態系の淡水魚を集めた水族展示室は本格的な淡水魚の水族館でもとても見ごたえがあり、おもしろいですね。

ビワコオオナマズなど、見どころ沢山で大人も子供も一日中楽しめました。

琵琶湖博物館の目玉はやはり魚をはじめとする琵琶湖の水生生物の展示でしょう。

水族館の形で琵琶湖に住む魚をリアルにみることができます。

順路の途中に魚屋さんの展示コーナーもあって、楽しい演出ですね。

 

琵琶湖の水生生物

琵琶湖の固有種の魚をはじめ、鮎、コイ、フナ、メダカ、鰌 、小エビ等々、食卓でもおなじみの魚が目の前で泳いでいます。

鱒、岩魚などの泳ぐ姿は他の楽しみの感情を抱かせます。

タナゴやハリヨ等、絶滅が危惧されて非常に珍しい川の魚も生きている姿で見ることができるので、マニアでなくても楽しい気分になりす。

 

ビワコオオナマズ

琵琶湖の主でしょうか。

1メートルを超える大きさに成長する琵琶湖固有種で日本最大のナマズが飼育されています。

少し前に水槽の破損事故で、水浸しの床に放り出されたのですが、奇跡的に救出されて、別の水槽で生きた姿で展示されていました。

この水槽破損事故のせいでしょうか、目玉のトンネル水槽は、安全点検のために水が抜かれていました。

水が入っている時はこんな感じで、知る人ぞ知る癒しの空間です。

 

 

オオサンショウウオ

ここへ来たら絶対見ておきたいのが特大サイズのオオサンショウウオです。

特別天然記念物で綺麗な水辺にしか生息していない世界最大の両生類が生きた姿で鎮座しています。

動かずじっとしているようですが、幸運にも餌を食べる瞬間を見ることができました。

岩のように動かないので動作が鈍いと思いがちですが、誤解です。

電光石火で目前の小魚を飲み込んだのでびっくりでした。

水槽の中では岩に擬態しているようで素通りしていくお客さんが多かったのですが、是非と見て行ってほしい値打ちのある展示です。

 

琵琶湖の水鳥の餌付け

ユリカモメとカルガモ、滋賀県の県鳥のカイツブリが一緒に展示されている水槽では一日何回か餌付けを見ることが出来ます。

足が胴の真ん中に付いているカルガモとユリカモメは水面を泳ぐのに対して、カイツブリの足は胴の後ろに付いているので、高速スクリューの潜水艇のように水中を縦横無尽に泳ぎ回ります。

「野洲のオッサン」という、ゆるキャラのモデルだと説明をうけました。

小さくてとても愛らしい水鳥なので、一見の価値はあります。

 

琵琶湖だけではない、世界の古代湖、淡水湖の展示

琵琶湖は古代湖に分類さていて、全世界で3番目に古い湖だそうです。

湖沼はの寿命は流入する河川から堆積する土砂に埋め立てられて、長く持って数万年というのが一般的だそうですが、100万年以上水が枯れずに存続している湖を古代湖と言い、固有種の生き物が発生する場合があります。

世界湖沼会議を琵琶湖で初開催したご縁で、世界の古代湖の展示をみることができます。

ロシアの世界最古の湖バイカル湖の魚やバイカルアザラシが生きたまま水槽で飼育されていて、ちょっとした動物園でしょうか。

アフリカタンガニーカ湖の魚も別の水槽で泳いでいました。

ナイルパーチという大きな魚の標本がありました。

キャビアの親であるチョウザメの水槽は1メートルを超える個体が数匹泳いでいて圧巻です。

 

琵琶湖のミクロの世界の展示

水族展示室の終わりは琵琶湖のマイクロワールドです。

ノロと呼ばれているミジンコの仲間の大きなレプリカが迎えてくれますが、実際に動いている姿も顕微鏡のリアルタイム中継で見ることができます。

ラボ形式のカウンターでたまたま学芸員の方と直接お話しすることが出来ました。

ロビートークの時間が設けられているようで研究員の方から直接面白いトピックを聞くことができます。

理科に少し興味があれば、とても面白くて興味深い情報が得られて賢くなったような気分が味わえると思います。

 

琵琶湖博物館の琵琶湖に関する様々な展示と楽しみ方を紹介。

琵琶湖と周辺の人々の生活や文化など、ディスプレイやジオラマなどでとてもわかりやすい展示がされていました。

水族展示の二階には、琵琶湖を囲んだ生活を総合的にサイエンスする展示があります。

田んぼの稲作や治水の文化、古民家を移築して昭和の琵琶湖畔の生活をかいまみれて興味深い内容の展示です。

テーマごとに画像を見るディスプレーが沢山あるのですが、とても一日ではコンプリートは出来ないので、興味のある人は何回も通わないと満足できないかもしれません。

 

琵琶湖の歴史をサイエンスする展示

ディスカバリールームでは三歳の孫が大喜びでした。粘土やパズル遊びなどが用意されているので家族のお出かけにはおすすめですね。

琵琶湖が誕生したのは諸説ありますが、400万年前に今の伊賀上のあたりに出来た小さな湖が、断層活動の地殻変動で形を変えながら北上していき、約40万年前に今の位置に定まったそうです。

誕生当時の地質が分る化石や太古に生息した巨大なゾウの実物大のレプリカは恐竜の様な大きさにおどろかされます。

動物の骨や植物の化石、時々の気候変化が分か植物の花粉のレプリカ等、玄人向きではありますが、お子様でも十分楽しめると思います。

 

企画展示室

期限付きの企画展示が有るのですが、当たる時期とそうでない時期が有るようです。

準備の期間に当たると企画展示が無いのでアンラッキーです。

今回は古代から現代までの人の生活文化風俗がテーマの展示を見ることが出来ました。

地元民なので、すぐ近所のお祭りや寄合の文化風俗が展示されていて、驚きと地元文化の神秘性を感じてしまいました。

 

琵琶湖博物館の楽しみ方

湖の風景を眺めながら食事が出来るレストランとお土産屋さんが併設されています。

野外にはの森の中を高い視線で眺めて歩くことが出来る樹冠トレイルが作られていて、森と琵琶湖の美しい景観が満喫できます。

博物館の屋内だけでなく半券を見みせれば外へもでられます。樹冠トレイルが整備されていて、湖岸の森と水辺が一望できるので、外歩きはおすすめです。

眺めの良いレストランで琵琶バスの天丼と湖魚の天ぷらをいただきました。バスの白身の天ぷらにはほんのりとハーブの香りが心地よく、琵琶鱒の天ぷらもなかなか美味でした。値段もリーズナブルなので話のネタになりますね。

音声案内アプリ

ポケット学芸員という無料アプリをスマホに取り込んむと、各展示前の番号を打ち込んで音声案内を聞くことができます。

自宅に帰ってから適当な番号を打ち込んでみるとちゃんと音声案内してくれるので、お土産の感覚で家でも博物館の雰囲気がたのしめます。

 

琵琶湖博物館の料金とアクセス

常設展示の料金は中学生以下と障碍者の方、滋賀県内の65歳以上の方は無料になます。

  • 学生(高校性・大学生)個人¥450  団体(20人以上)一人¥360
  • 学生年間観覧券 ¥900
  • 大人個人¥800 団体一人¥640
  • 大人年間観覧券 ¥1600

年間観覧券がかなりお値打ちのように思われます。

アクセス 名神栗東ICから車で35分

JR草津駅から琵琶湖博物館行き路線バス 25分

 

まとめ

琵琶湖博物館の水族館が面白い。琵琶湖に関する様々な展示と楽しみ方を紹介してきました。

子供が小さかったころ、少し遠出のドライブで琵琶湖博物館へよく通いました。

大きいトンネル水槽で見れる魚に、子供は目を輝かせてはしゃいでいたことを思い出します。

水族館だけでなく琵琶湖に関する様々な展示が興味深くて、有意義な時間を過ごすことのできる観光スポットですね。

休日はご家族連れのお客様が多いのですが、カップルがデートコースとして訪れる楽しみ方には、なかなか粋な感じがしました。

デートは何処へ行っても楽しいですね。

子育てを終えて水族館だけでは無く、他の展示を一人で楽しめる時間が持てるようになりました。

コスパの高い一年間有効の年パスを買って週末は博物館通いをしてみようと思います。

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